東京の坂道を楽しむ本
タモリさんのおかげで東京の坂道に目覚めた私。
私の実家のあるあたりは山を切り拓いた住宅地で、学校に通うにも坂を登ったり降りたり。
なので私は坂道が正直好きではなかったのです。
それでも、東京に出てきてから、ビルの隙間に坂道を見つけたりして、そんな東京の街が不思議に思えて。
深夜のタモリさんの番組で坂道の魅力を知ることで、坂道を見るとワクワクして登りたくなるくらいになってしまいました。不思議ですね。
今日は一冊の坂道本をご紹介。
東京の魅力的な坂道が網羅されているのですか、それだけなら他の数多ある坂道紹介本と同じ。
この本のすばらしいところは写真ではなくイラストで坂道が紹介されていること!
写真に勝る説明はない!と思いがちですが、スケッチのようなパースイラストが、その場をイメージさせるのに一役買っていると思う。
先日、日暮里の富士見坂のことを書いたけれど、自分の頭の中に残っている風景の残像って写真ほど明確なものではなく、スケッチのような朧げなもの。
その朧げなイメージを大切にしつつ、坂道の知識を得られるということで、私はこの本をオススメしたい。
ちなみに著者の松本泰生さんはタモリさんがブラブラする番組にも出演されていたり、フィールドワークなどもされている方。
初心者もマニアも満足させるものではないかと!