西日暮里の富士見坂・岬のような場所

諏方神社から日暮里駅方面へ向かう。
西日暮里駅から日暮里駅間は徒歩でもあっという間の距離。

このあたりには富士見坂があり、数年前まで坂から富士山が見えていたようだが、開発により富士山方面にビルが建ち、霊峰の姿は拝めなくなったという。
これも事前にWikipediaで仕入れていた情報だったのだけど、実際に行ってみて「この坂が富士見坂だったのか！」と驚く。

Wikipediaには坂の写真が掲載されておらず、私も特に他のサイトは見なかったので、どんな土地なのか把握していなかった。

実際に行ってみた風景はどうも印象にある。

坂道や散歩関係の本をよく読むので、確実にどこかでこの風景を見ていた。
煉瓦塀が印象的な開けた空間。

藍染川方面に向かって下っている。
一方、背中側は山手線の崖がある。
高低差を表した地図を見ても分かるが、諏訪通りあたりだけ切り取れば、西日暮里方面に向けて先の尖った岬のようにも見える。

この坂は静かだが、思いの外人通りがある。
谷根千はすぐそこのエリアで、懐かしい、ノスタルジックな空気はこの辺りも残っている。ただ、観光客というより、地元の方の抜け道といった感じだった。