好きを表現する言葉
先日、知人がプレゼンターを務める歴史イベントに参加してきた。
日本の城について、城郭研究家でライターの「先生」をゲストに、初心者でもポップに楽しめる話を聞くことができた。
内容自体がおもしろく分かりやすかったのはもちろん、さまざまな知識を得られたのは良かったことのひとつなのだけれど、私がいちばん興味を持ったのが、先生が城を表現するときに使う言葉の表現の数々。
直線で構成された「つはもの」のデザイン
ボキャブラリーが豊富でないと出ない表現だと思う。
好きなものを説明したり褒めたりするときに、どうも表現不足で魅力を伝えきれていないと感じる時がある。
なんかいい!
◯◯過ぎてヤバい。
これアツくないですか?
を頻出させると、じゃあどうヤバいの?が伝わらない。
その良さを丁寧に伝え、かつ印象に残させるワード選びは重要。
そして、言葉を引き出すためには、普通の「見方」をしていてはダメで、完成されたモノだけでなく素材ひとつひとつを味わう感性を養わなければいけない。
食レポで言うと、素材の産地の知識レベルまで褒められるくらいのスキルだろうか…?
その境地までたどり着こうとするには、気が遠くなりそうだけれども。