戦国と埴輪のコラボ
お城エキスポに行ったりしているが、実はお城はおまり知らなくて、相方や知人に付き合いで見ていたらちょっと興味を持つようになった。
それで、そろそろお城の知識も少しついてきたので、「のぼうの城」を見てみる。
水攻めが!!
一番の見せ場だからダイナミックに誇張しているけど、現実で大変な災害が多いので、その表現に結構ヒヤヒヤしながら見てしまう…
(同じ樋口真嗣監督作品の「日本沈没」(リメークの方)もなかなかだけど…特撮で名を上げた人だからな)
まあいろんなシーンがあって、野村萬斎もすごく素敵なのだけど、私が一番衝撃的だったシーンはこちら。
は、埴輪!!!
石田方が水攻めにあたって、農民を金で雇って堤を築くシーンがあって、おもむろに埴輪が掘り起こされて壊されてしまう。
戦国より圧倒的に古代史好きなので、何やってんだ農民コノヤロー!!となった(笑)
のぼうの城こと「忍城」があるのは埼玉県行田市。
そして、同じ行田市内には「さきたま古墳群」がある。
この古墳群の中に石田堤も残っているようなので、古墳も陣地の内だったのだろう。
そして、掘り起こせば埴輪やらが出てくるだろうということで、こんなシーンが加えられたのも分かる。
戦国と古代の異色コラボに不思議な気持ちになりながらも、行田ってすごいアツイ!と思い、まだ行けていないさきたま古墳群(&忍城)に来年こそは行ってみようと思う。
少し前にこんな動画を見つけてすごく見入ってしまったのでここに貼り付けておく。
(画像は出ませんが…)
行田市はにわの館では埴輪作り体験ができるらしく、ぜひチャレンジしてみたいのだけど、この動画の埴輪づくりの手際の良さが素晴らしい(笑)
現代の埴輪職人。
結局、お城を見ようとしても、自分の領域に戻ってしまうんだな…
2019年も去るので「AKIRA」
(月曜から夜ふかし 風に)
ダーッ
ダーッ
ダッ ダッ‼︎
年末のテレビ見たいのなさすぎ問題
ということで、映画借りてくる。
まぁ特に見たいものはなかったのですが、今年のうちに見直しておきたいなと思っていたのが
2020年にオリンピックを控えた2019年のネオ東京が舞台ということで、東京五輪が決まったときに話題になっていた。
作品自体は私の生まれたころに連載&映画公開されたものだけど、映画は高校生くらいの時に初めて見た。
内容はあんまり良くわかんなかったけど(笑)
とにかくカッコエエー!と思って何度も見ていた。
実家に漫画が揃っているのだけど、私が買ったものではなかったので、最初の方だけ読んでそのまま実家を出たため、通しで読んでいなかった。
で、なぜか急に思い立って今年の正月帰省した際に読破!
とにかく絵の密度がすごいから、ストーリーが良くわかんなくても(汗)読み応えは抜群。
漫画と映画はストーリーが違うと聞いていたけど、確かに。闘うミヤコ様とかアニメで見たかった…
今回久々にアニメを改めて見て、作画の密度とか動きとかが今のアニメと比べてもすんごいのは語るまでもないんだけど、色使いなんかが大友克洋のイラストそのままだなって印象。
たとえば、
コンクリートの室内が青で、金田とケイの服と扉はオレンジ。
なかなかこういう色使いって見ない。
さらに、背景がマットな感じで描かれているので、漫画の表紙になってるイラストなんかに近い印象を受けた。
あとはやっぱり音楽ね。
芸能山城組。
ラッセーラ
ラッセーラ
ラッセーラッセーラッセーラ
ってやつ。
鐘や太鼓、
ラッセーラはねぶた祭だし。
そんな民族的な音楽なのに、サイバーな近未来とすごくマッチしているように感じるのはなぜなのだろうか…
日本人のDNAに染み付いた何かがそうさせるのか…?
実際の2019年は第三次世界大戦も起こってないし、東京は壊滅していないし、アキラも鉄雄もいないけど、デモのシーンなんかは香港の現状とダブって見えた。
結局、30年前の大友克洋が想像した未来と現在ってあんまり違いはないのかも。
不満は高まっている。
平和ではない。
2019年ってそんな年だ。