2019年も去るので「AKIRA」
(月曜から夜ふかし 風に)
ダーッ
ダーッ
ダッ ダッ‼︎
年末のテレビ見たいのなさすぎ問題
ということで、映画借りてくる。
まぁ特に見たいものはなかったのですが、今年のうちに見直しておきたいなと思っていたのが
2020年にオリンピックを控えた2019年のネオ東京が舞台ということで、東京五輪が決まったときに話題になっていた。
作品自体は私の生まれたころに連載&映画公開されたものだけど、映画は高校生くらいの時に初めて見た。
内容はあんまり良くわかんなかったけど(笑)
とにかくカッコエエー!と思って何度も見ていた。
実家に漫画が揃っているのだけど、私が買ったものではなかったので、最初の方だけ読んでそのまま実家を出たため、通しで読んでいなかった。
で、なぜか急に思い立って今年の正月帰省した際に読破!
とにかく絵の密度がすごいから、ストーリーが良くわかんなくても(汗)読み応えは抜群。
漫画と映画はストーリーが違うと聞いていたけど、確かに。闘うミヤコ様とかアニメで見たかった…
今回久々にアニメを改めて見て、作画の密度とか動きとかが今のアニメと比べてもすんごいのは語るまでもないんだけど、色使いなんかが大友克洋のイラストそのままだなって印象。
たとえば、
コンクリートの室内が青で、金田とケイの服と扉はオレンジ。
なかなかこういう色使いって見ない。
さらに、背景がマットな感じで描かれているので、漫画の表紙になってるイラストなんかに近い印象を受けた。
あとはやっぱり音楽ね。
芸能山城組。
ラッセーラ
ラッセーラ
ラッセーラッセーラッセーラ
ってやつ。
鐘や太鼓、
ラッセーラはねぶた祭だし。
そんな民族的な音楽なのに、サイバーな近未来とすごくマッチしているように感じるのはなぜなのだろうか…
日本人のDNAに染み付いた何かがそうさせるのか…?
実際の2019年は第三次世界大戦も起こってないし、東京は壊滅していないし、アキラも鉄雄もいないけど、デモのシーンなんかは香港の現状とダブって見えた。
結局、30年前の大友克洋が想像した未来と現在ってあんまり違いはないのかも。
不満は高まっている。
平和ではない。
2019年ってそんな年だ。