京アニ事件を悼んで
体調が絶不調な中で、今日のこのニュースはこたえた。
京都アニメーション。
多くの方が事件の犠牲となり心を傷ませながら1日を過ごしていた。
亡くなった方々のご冥福を祈り、傷を負われた方の回復を願います。
京アニについて、実はあまりちゃんと作品を見たことがない。アニメは好きだけど、どうも青春モノが昔から苦手で。
でも、夜中に「響けユーフォニアム」の放送を見て、たびたび映る宇治の風景に、これって本当に私の地元なんだろうか…と思うほど背景が美しく描かれていた。
小学生の頃、同級生のお母さんがドラえもんのセル画に色を塗る仕事をしているらしいというのを聞いた。
なんでも「京都アニメーション」という会社があって、ドラえもんやクレヨンしんちゃんのEDでクレジットされているらしいと。
みんながいつも見ているアニメの仕事ってこんなに身近にあるんだ!
と知った。
そして、勝手に地元企業として身近に感じていた。
ちょうど上京する少し前に「けいおん!」がヒットして京都アニメーションの名が轟いた。その後も続々と人気作品を生み出し、アニメの制作プロダクションとして認知されていった。
たまたま出会った方がアニメの聖地巡礼を趣味としている人で、ユーフォニアムの舞台になった宇治が私の出身地ということで話がはずんだことがあった。
彼は何度も宇治に訪れているらしい。
アニメの舞台になったことでの集客はなかなかのものらしい。
インバウンドの効果もあるが、地元が活性化していくのを肌で感じた。
私は東京に住んでいるからこそ、京アニが全国に名を広めていることを感じ、地元企業として本当にすごい!!!と誇りに思えた。
京都とはいえローカルな立地。
ただ、そんな風景の中で、日本中、世界中に向けて皆が注目するアニメを制作している。
一流のクリエイターたちが、東京ではなく私の地元にいて、同じ生活圏で過ごしている。
本当に、誇りに思っていた。
今日の事件を聞いて、胸が痛く、悲しくてつらい。
動機が何だか知らないが、なぜ罪もない制作者たちが傷つかねばならないのか。