水天宮から小伝馬町
さてさて、水天宮の交差点で人形焼を買い、秋葉原方面へ歩くことに。
コーヒーでも買って人形焼を食べ歩こうと思っていたが、厳重にパックされているので食べ歩きは難しい。
近くのコーヒー店でブレンドを注文し、待っているときに、ふと飲食に手頃な場所がひらめいた。
十思公園。
小伝馬町駅近くにある公園だが、なかなかの歴史の重みがある場所。
人形町〜小伝馬町は以前に訪れたことがあり、その際に初めて立ち寄ったので、多少の地理感がある。
ひとまず小伝馬町へ。
人形町ではこんな看板建築も見つけた。
人形町付近は古い建物が多いが、先に行くにつれて新しめのビル街に移り変わる。
堀留町の交差点を過ぎたあたりに工事中の区画があり、囲いのところに
「←椙森神社」
という貼り紙があった。
その方向を見てみると、細い路地の向こうに鳥居が見える。
こういう場所はついつい吸い込まれるように入ってしまう。
こじんまりとした神社だが、創建は古く、俵藤太秀郷が戦勝祈願に訪れたとのこと。
看板に「三森」とあるが、これは初めて知った。新橋の烏森口のイメージしかない。
神様には悪いが、こういうのは巡ってコンプリートしたくなる。
パッと見た感じ福徳感はないのだが、かつて富くじを行い社殿を再建したとあり、富塚も残っていた。
私の記憶では目黒不動にも富塚があった記憶があるが、都内には他にも富塚が残っているのだろうか…?調べてみよう。
こういうゆかりもあってか、絵馬には宝くじ当選を願ったものが多かった。
都内にはまだまだ昔の信仰が息づいているのだな。
さて、いよいよ小伝馬町に着いた。